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人生儀礼

初宮詣

👶 子宝・初宮詣について

子どもの誕生は、神様から授かる尊い恵みとされてきました。赤ちゃんが誕生して七日目に行う「お七夜」では、ご家族の願いや想いを込めた命名を行い、その名を記した紙を神棚の脇に貼って、神様に奉告する習わしがあります。

このようにして新しい命を神様へとお披露目したのち、神社への正式なご挨拶となるのが「初宮詣(はつみやもうで/お宮参り)」です。

⛩ 初宮詣とは

赤ちゃんの健やかな成長と幸福をお祈りする儀式で、男児は生後三十一日目または三十二日目、女児は三十三日目に行うのが一般的です。ただし、これはあくまで目安であり、赤ちゃんとご家族の体調を第一に、お日にちは柔軟にお選びください。

 

👘 お祝い着とご参拝のかたち

初宮詣では、赤ちゃんに**伝統的な祝い着(祝着)**を着せてお参りする風習があります。

  • 男児:黒地の紋付

  • 女児:友禅の華やかな晴れ着

古くは、祝い着を母方の実家が用意し、**夫の母(お姑さん)**が赤ちゃんを抱いて参拝するのが習わしでしたが、現代ではご家庭の状況やご都合にあわせて、自由なかたちで行われています。

 

ご祈願をご希望の方には、「初宮詣祈祷」のご案内をいたしております。
赤ちゃんの健やかな未来を祈り、神様への奉告と感謝の気持ちをこめて、お参りにお越しください。

七五三

🎎 七五三のご案内

**七五三(しちごさん)**とは、お子さまの健やかな成長を神様に感謝し、これからの健康と幸福をお祈りする大切な人生儀礼です。

その起源は平安〜江戸時代にさかのぼり、かつては以下のような通過儀礼として祝われていました:

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在では、これらの習わしをもとに、3歳(男女)、5歳(男児)、7歳(女児)のお子さまに晴れ着を着せて神社に参詣し、感謝とともに今後の成長をお祈りするかたちで受け継がれています。

 

⛩ ご参拝について

  • 参詣日:古くは11月15日が正式とされますが、現代ではご都合に合わせて10月〜11月の間にご参拝いただくご家庭が多く、日取りに厳密な決まりはございません。

  • 年齢について:本来は数え年で祝いますが、近年は満年齢でお参りされる方も増えており、ご家庭のご判断にてお選びいただけます。

 

お子さまの大切な節目を、神様に奉告し、ご家族皆さまでお祝いする七五三。
当社ではご祈祷も承っております。ご希望の方はお電話または社務所にてお申し込みください。

七五三祝い

成人式

🏮 成人の日・成人祭について

**成人の日(1月第2月曜日)**は、**20歳を迎える若者たちが「大人として社会的に認められ、祝福を受ける日」として広く知られています。現代では各自治体が主催する成人式が盛大に行われる一方で、神社では古来の風習に倣い「成人祭」**として、神様の御前で節目を奉告するご参拝が行われています。

その由来は、**奈良時代に始まった「元服(げんぷく)」**と呼ばれる通過儀礼に遡ります。元服は、男子が初めて冠や袴をつけ、名前を改めて大人としての第一歩を踏み出す儀式であり、社会的な承認の意義を持っていました。

 

 

👘 現代に受け継がれる成人の誓い

成人祭では、神前にて20歳を迎えた若者が心新たに誓いを立て、今後の人生における責任ある歩みと、健康・成長・社会貢献を祈願します。

  • 親御さまをはじめご家族の感謝と願いを込めて

  • ご本人にとって人生の節目を神様へ奉告する機会に

  • ご希望によりご祈祷や記念授与品も承っております

 

人生の大切な節目を、日本古来のしきたりにのっとって静かに心を整える――


神様への感謝と、新たな出発の誓いをこめて、どうぞ成人祭にお参りください。

結婚式

💍 神前結婚式について

**神前式(しんぜんしき)**は、日本の伝統に則った、神様の御前で新たな人生の門出を迎える厳粛な婚礼儀式です。おふたりの結びと、両家の絆を深める大切な儀式として、近年改めて注目されています。

その起源は明治33年(1900年)、当時の大正天皇が東京大神宮でご成婚の儀を行われたことにあり、これを機に全国の神社で神前式が広まりました。

 

⛩ 神前式のかたちと意味

神前式は、神殿にて厳かに執り行われ、神職と巫女が進行をつとめます。儀式の中心には、以下のような伝統的な所作が含まれます。

  • 三々九度の盃(さんさんくどのはい)
    新郎新婦が三度ずつ盃を交わすことで、「夫婦の契り」だけでなく「家と家との結びつき」を象徴する儀礼です。

  • 誓詞奏上(せいしそうじょう)
    神様の御前で、夫婦となることを誓う言葉を読み上げます。

  • 玉串拝礼(たまぐしはいれい)
    感謝と誓いをこめて玉串を奉り、神様へご挨拶をいたします。

神前式は、ただふたりの契りを交わす場であるだけでなく、神々とご先祖への感謝、両家の結びの尊さを確認する場でもあります。静寂の中で交わされる盃の音、祈りの響きは、永遠の誓いとして心に深く刻まれます。

 

現代のライフスタイルにあわせて、親族のみでの挙式や、ご家族との温かな時間を大切にしたスタイルも増えています。ご希望に応じたご案内も可能ですので、挙式をご検討の方はお気軽にご相談ください。

年祝い

🎊 長寿の祝いとご参拝について

日本には、人生の節目を迎えた年齢にあたる方をお祝いし、感謝と祈りを捧げる長寿祝の慣わしがあります。幾多の出来事を乗り越え、健やかに齢を重ねてこられたことを讃えるとともに、これからの健やかな日々と心豊かな人生を祈念いたします。

神社では、以下の年齢にあたる方々のご長寿をお祝いする**「還暦祝」「古稀祝」「喜寿祝」などの長寿祈祷**を随時お受けしております。

 

 

⏳ 主な長寿の祝い年齢

 

※上記は数え年で祝うのが本来の習わしですが、満年齢で祝うご家庭も増えております。どちらでもご対応可能です。

 

⛩ ご参拝・ご祈願について

  • ご祈願は通年で承っております。

  • お日取りは11月15日などの決まりはなく、ご家族にとって都合の良い日にお越しください。

  • お名前と年齢を祝詞にて申し上げ、神前にてご長寿と益々の健康を祈願いたします。

  • ご希望の方には記念品やお写真撮影のご案内も可能です。

 

人生の節目を神様の御前で心静かに祝うことで、感謝と未来への誓いをあらたにできますよう、心よりご奉仕申し上げます。

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