家内安全
掛巻も畏き 吾福徳神 三所恵比寿大神大国主大神美穂津姫大神 尊速素戔嗚尊八坂大神
産土大神の大前に畏み畏みも白さく
天下の国中 此の瑞穂の国に生くる青人草には 重わぬ枉事計らぬ災害のある事は 千早振る神代の古より 今も変わらぬ事には在れども 事毎につけて 大神等の厚き深き恩頼に依りて その枉事災害を祓い浄め 愛でたき福幸を立ち栄え蒙らむと 〇月〇日の今日の此時を甘し日の良し時と斎ひ定めて 大神等の大前に拝み奉る願人(住所・氏名・願事)が太玉串を取り毎に乞い願奉る状を 平けく安けく聞食して 御功徳の随に 今も往先も其の家の病しき事無く 煩わしき事無く 種種の災いは 科戸の風の天の八重雲を吹き放つ事の如く祓い浄めて 家人達が己が向き向き在らしめず 其の営業勤めの業を弥進めに進め賜いて 家門高く氏門広く 子孫の八十連続きに至る迄 五十橿八桑枝の如く 立栄しめ給えと 夜の守り日の守りに守護給へ 幸斎給へと畏み畏みも白す